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洋小屋(ようごや)
ヨーロッパに多い小屋組で、各部材が三角形のトラスを組んだもの。木造では、キングポスト・トラス、クイーンポスト・トラスが多く用いられるが、他にトラスの形状として、ハウトラス、フィンクトラスなどがあります。
養生(ようじょう)
工事の途中で、すでに仕上がった部分や部材が傷ついたり、汚れたりするのを防ぐために、カバーをかけるなどの保護をすることを言います。
容積率(ようせきりつ)
敷地面積に対する、建物の延べ床面積の割合のこと。延べ床面積/敷地面積=容積率(%)
用途地域(ようとちいき)
地域のあるべき姿を想定して、建物の種類や用途、容積率、建ぺい率、規模、日影などを制限した都市計画法によって指定された地域のこと。
住居系、商業系、工業系の用途地域が12種類、プラス無指定地域に分類されている。
窯変タイル(ようへんたいる)
窯の焼成温度や酸素の量により、釉(うわぐすり)が溶けるとき、その釉の性質で表面に変化の表れたタイルのこと。
溶融亜鉛メッキ鋼板(ようゆうあえんめっきこうはん)
鋼板の表面に亜鉛メッキを施した金属被覆鋼板(薄鋼板)のこと。
「亜鉛鉄板」、「トタン板」とも呼ばれています。
また、焼付け塗装を施したものは「カラー鉄板」と呼ばれています。
横繁障子(よこしげしょうじ)
横向きの桟が多く組まれた障子のこと。
横すべり出し窓(よこすべりだしまど)
横方向の上側を軸として外部に押し出す窓のこと。
葦簀(よしず)
葦(よし)を編んで作られた簾(すだれ)のこと。
日除けや目隠し・囲い用として使われてきましたが、近年見かけることが少なくなりました。
呼び強度(よびきょうど)
コンクリートの設計基準強度に温度補正などをプラスした後に、生コンプラントに発注されるコンクリート(レディミクスコンクリート)の圧縮強度のことを言います。
呼び寸法(よびすんぽう)
建築構成材や部品などの大きさを表すときに用いる寸法です。「呼称寸法」とも言われています。
製品の実寸や設計図上で表示される寸法とは別に、一般に呼びやすい、きりのよい近似の数値で示されます。
様式(ようしき)
一定の形式のこと。
建築や美術の用語としては、時代、風土、民族、作家個人などを基にして、一群のものに共通する特徴がある場合を言います。
養生期間(ようじょうきかん)
コンクリートを打ち終わってから、これが早く乾燥しすぎたり風雨にさらされるのを保護するため、シートなどで覆い、また十分に水分を与えてコンクリートの亀裂を防ぐため、散水したりする作業を養生作業と言い、また、これに要する日数を養生期間と言います。この期間が長いほどコンクリートの硬化に好影響がある。
溶接(ようせつ)
金属の溶接部を加熱し、溶融、または、半溶融状態にして接合することを言います。
「アーク溶接」は最も広く用いられ、金属材料と電極の間にアーク(イオン化した媒体を通じて行なわれる放電現象)を発生させ、その熱で接合部を溶融させ接合させる。
擁壁(ようへき)
宅地の土砂が崩壊するのを防ぐため、切土や盛土などの崖面を支える構造物のこと。
擁壁には、コンクリート造・鉄筋コンクリート造・石造などがあり、構造上から重力式擁壁、半重力式擁壁、L形擁壁、反T形擁壁、控壁式擁壁などがあります。擁壁の強度を保つためには、水はけが重要で、含水量が多くなると軟弱化するとともに、擁壁に対して圧力を増して崩壊の原因となるため水抜き穴が必要です。
浴室暖房乾燥機(よくしつだんぼうかんそうき)
浴室内でヒートショック防止や入浴中の寒さ対策のために電気、または温水を利用して暖房を行なう機能もつと共に、浴室を洗濯乾燥室として利用できる換気扇のこと。24時間換気機能を持つ機種もあります。
予算計画(よさんけいかく)
計画の初期段階で、どれだけの建築費が必要なのか、概略の予算を計画することを言います。
寄棟屋根(よせむねやね)
棟を中心に四方に流れをもつ屋根形状のこと。
呼び径(よびけい)
異形鉄筋は節があります。直径が一定でないため、直径の平均的な値を取り、それを呼び径として規格化されています。呼び径13mmはD13、19mmはD19と呼びます。
呼び線(よびせん)
電線配管工事で、本線の電線、ケーブルを通線するためにあらかじめ入れておく予備の線のこと。
鎧戸(ガラリ戸)(よろいど)
枠、或いは框の中に、幾枚もの小幅の羽根板(ルーバー)を斜めに取り付けた戸のこと。 ガラリ戸、ルーバードアとも言います。