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御影石(みかげいし)
花崗岩のことで、かつて兵庫県の御影で多く算出されたことから、花崗岩のことを「御影石」と呼ぶようになったと言われている。御影石は、地下のマグマが地殻内で地下深部にて冷却固結した結晶質の石材で、石の外観は雲母、長石、石英など色々な鉱物の結晶が集まって出来ているので、見た目には様々な色の大小のつぶつぶが見え、美しく、耐久性に優れた石材として建物の外部を中心として最も多く用いられている石材です。一方、硬いため加工費がかさみ、含有鉄分でさび色が出たり、耐火性の点でやや劣ります。また、表面の仕上げ方も豊富で、「本磨き仕上」・「水磨き」・「バーナー仕上」・「小叩き仕上」・「ビシャン仕上」などと用途によりいろんな仕上げ方が可能。
御簾(みす)
神殿や宮殿などで用いられる簾(すだれ)のこと。竹のひごを編み、綾(あや)や緞子(どんす)などで縁をとったもの。葦で作られたものは葦簀(よしず)と呼ばれます。
水腰障子(みずこししょうじ)
障子全面に紙を貼った障子のこと。
下部に腰板を設けた障子を腰板付き障子と言う。
水セメント比(みずせめんとひ)
コンクリート調合の際の、水とセメントの重量比のこと。水の重量/セメントの重量で表します。
水廻り(みずまわり)
水を使う場所。
キッチン、洗面所、浴室、トイレなどの総称です。
水屋(みずや)
茶室の隅や隣室に設け、茶会などの準備やあと始末をするところを言います。
見付(みつけ)
正面から見える部分やその幅のこと。また、正面から見える部分の奥行きを「見込」といいます。
見積(みつもり)
積算を行なった上で、材料費の単価及び、手間代を乗じて、建物の建築費用がいくらかかるか算出することを言います。尚、材料費の単価は、材工共の複合単価で算出するものもあります。算出した内容を書面に記載したものが見積書及び、見積明細書となります。
見積明細書(みつもりめいさいしょ)
「見積内訳明細書」とも言い、積算にて拾い出された材料の数量や人工数が、各部位 及び材料ごとに記載され、それに応じた単価を乗じて、建築費を算出した根拠書類のこと。
宮大工(みやだいく)
神社仏閣の建築や補修に携わる大工。渡り大工とも呼ばれ、何年も家を離れ社寺のある地に居住して材料、技法を検討しながら仕事を進める。その技術、技法は徒弟制度という形で師匠から弟子へ口伝で継承されるのが普通である。そのため、かつては日本全国に数百人いると言われたが、現在では宮大工の継承者は100人以下と推定されています。
ミラーバックサイドボード
(みらーばっくさいどぼーど )
背板に鏡が組み込まれた、コレクションを飾るサイドボードのこと。ディスプレイしたものが鏡に映り、より一層華やかに見えます。
ミラーマット(みらーまっと)
鏡を壁などに貼り付けるための両面テープの一種です。厚さ3mm程度のスポンジの両面に粘着材を施したもので、通常の両面テープよりは接着度が高く、ボードパネルを貼り付ける目的にも使用されている。
ミルシート(みるしーと)
鉄筋や鋼材(鉄骨)などの品質を証明する「品質検査証明書」を指します。
民間住宅ローン(みんかんじゅうたくろーん)
銀行や生命保険会社など、民間の金融機関が行なう融資のこと。 銀行が扱っている住宅ローンで、主力となるのが「固定金利選択型住宅ローン」です。ベースは変動金利ですが、2年、3年、5年、10年など、当初一定期間の金利を固定金利にするのが最大の特徴です。また、金融機関等によってさまざまな名称が使われ、「固定金利特約型」、「固定期間設定型」などは、全て同じ種類のローン商品です。尚、フラット35も民間住宅ローンの扱いになります。
民芸家具(みんげいかぐ)
一般民衆の生活の中で生まれた日常的な家具のこと。松本などの民芸家具がよく知られている。
磨き丸太(みがきまるた)
床柱などに用いる杉の丸太で、皮をむいて磨き上げた木材のこと。
ミキシング バルブ (みきしんぐばるぶ)
湯と水を適度に混合できる弁。ミキシング バルブによる手動の水栓を混合水栓という。
見切材(みきりざい)
仕上材の変わる取合の部分に入れる化粧部材のこと。壁に設ける場合を「壁見切材」あるいは「見切り縁」、床に設ける場合に「床見切材」と言います。
見込(みこみ)
正面の見え掛かり部分に対しての、側面の部分や奥行きのこと。正面の見え掛かり部分は「見付」と言います。
ミストサウナ(みすとさうな)
ほどよい熱さの霧状の蒸気が噴き出すサウナ設備のこと。ミストサウナは、約40度ほどで、湿度が高いため、肌や髪への刺激が少なく、のぼせることもないサウナで、ユニットバスに組み込まれた製品もあります。
水抜き穴(みずぬきあな)
口径75mm以上の排水パイプを擁壁の裏込めまで差し込み、擁壁で支えてる宅地の水を抜き、擁壁にかかる水圧を低減するための排水パイプのこと。高さ2M以上の擁壁では、3㎡に1ヶ所の割合で水抜き穴を設置することが義務づけられています。
水盛り遣り方(みずもりやりかた)
工事を着手する前に、建物の正確な位置(平面・レベルなど)を出すための作業のこと。
溝形鋼(みぞがたこう)
コの字形をした形鋼で、「チャンネル」とも呼ばれている。また、溝形鋼には、一般の溝形鋼と軽量溝形鋼があり、Cの字形をした軽量溝形鋼を、「リップ溝形鋼」と言い、「Cチャン」とも呼ばれています。
見積合わせ(みつもりあわせ)
工事の発注や商品の購入などに際して、2ヶ所以上の業者から見積りをとり、内容や金額を比較した上で、発注や購入をする業者を決めることを言います。
ミニキッチン(みにきっちん)
シンク、コンロ、換気扇、ウォールキャビネット等が間口0.9〜1.5mの間に組み込まれているキッチンユニットのこと。台所のキッチンを小さくしたもので、ワンルームマンション・アパートや台所以外でのサブキッチンなどの省スペースに用いられます。
宮付き(みやつき)
ベッドのヘッドボード部分に、物を置いたり収納できるように、棚や戸棚、引出しなどがついているもの。宮付きベッドともいう。和家具の発想をベッドに取り入れたもので、家具の業界用語です。
ミュールコート(みゅーるこーと)
骨材表し仕上げ材のこと。 旭化成の製品名で、アクリル酸エステルと仕上げ材の砕石とで練り混ぜ、塗付け後、樹脂が透明になることから、種々の色調砂を利用した仕上げが可能です。主に、屋外の塀・門柱・腰・階段の蹴込みなどに使用されています。
ミラーレースカーテン(みらーれーすかーてん)
レースの裏側を特殊な織りによって鏡面のようにし、光りを反射させることで視線を遮る機能カーテン(レース)のこと。通常のレースに比べて、外から部屋の中がほとんど見えないのがメリットです。また、太陽光線を通常のレースよりもカットするので、部屋の日焼けや色褪せを抑える効果もあります。
民家(みんか)
封建社会における庶民の住宅で、日本では支配階級の寝殿造り、書院造りなどの住宅形式に対する語で、農家と町家に大別される。近代に建てられたものでも、昔の民家形式によっているものは民家と呼ばれることが多いです。
民芸(みんげい)
農民など民衆の生活から生まれた伝統的な道具などの造形性に、芸術的意味や価値を認めようとする視点からの名称です。1920年代からの柳 宗悦(やなぎむねよし)、浜田庄司(はまだしょうじ)らの民芸運動によるところが大きい。今日、民芸と呼ばれる製品(民芸家具など)の多くは、重厚で素朴で民芸の特徴を模したもので、ひとつの様式となっている。